たいっちゃんの雑記:So-netブログ
12月19日(火) 昨夜は、リサイタルホールでの「名犬ラッシー」の試写会へ行って来ました。懐かしいと思われる方も多いと思います。
原作は、英国のエリック・ナイトで、1938年サタデー・イブニング・ポスト紙に掲載され、1940年単行本が出版された、ロングセラー小説です。以降11本の劇場映画、数々のテレビドラマ、アニメーション等が作られています。
最初に映画化になったのは、1943年でエリザベス・テイラーが10才の子役で出演し、大ヒットになりました。ラッシーという名前は、お嬢さん・少女という意味で雌犬ですが、初代ラッシーを演じた「バル」は雄です。以降バルの子孫がラッシーを演ずることが多く、今回の映画でも9代目ラッシー子孫の「ヘイヘイ」がラッシーの見合い相手として出演しています。(第一作目の映画では、ラッシー役に7匹、今回の映画ではラッシー役に3匹が出演しています)。
「名犬ラッシー」はアメリカでテレビ・シリーズとして、アメリカを舞台に設定し、オリジナルなエピソードを加えて大ブレイクし、日本のテレビでも放映されました。今回の映画は、原作を忠実に再現したという点では、1943年の映画以来、2作目となります。
見所は、沢山出演する動物の演技と、イギリスの大自然の風景を堪能できることです。また、カメラワークも犬の視点から撮ったものが多く、これも映画を引き立てています。
ので、来る
子役はジョナサン・メイソンが9才のジョー・カラコフ役、「アラビアのロレンス」でアカデミー賞のピーター・オトゥールがラドリング公爵役を演じています。
(ストーリー)
イギリスのヨークシャーにある炭坑の町で、両親と暮らす少年ジョー。ラッシーも家族の一員として、ジョーは可愛がっている。ジョーの学校の終業時間になると、ラッシーはいつも校門の前で、ジョーを待っている。
一方、ラドリング公爵はロンドンに住む娘夫婦から孫娘を預かる。ロンドンは第二次大戦中で危険だから疎開させたのである。この炭坑近くで、公爵はキツネ狩りの時にキツネを追ってこの町に入り、キツネが炭坑中に逃げたので、狩猟犬は匂いで追跡し炭坑に入るが、炭坑夫は小便でキツネの匂いを消し逃がす。この場面で観客は爆笑。公爵はこの町で見かけたラッシーを孫娘のために手に入れたいと思う。
少年ジョーの父親はこの町の炭坑夫である。ある日公爵の運転手がラッシーを買いたいと申し出るが、断っていた。しかし、炭坑の閉鎖が決まり、一家は生活に苦しむ。そして、やむを得ずラッシーを公爵家へ売り渡す。
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ジョーは知らぬ間に売却されて嘆き悲しむ。一方、ラッシーも学校の終了時間になるとそわそわする。そして、犬小屋の土を掘り、抜けだし校門の前で、ジョーを待つ。公爵の運転手が連れ戻しにきたので、再び離ればなれとなる。しかし、ラッシーは今度は柵を跳び越えて逃げ出し、校門の前で待つ。
2度も脱走したラッシーをジョーは父親と一緒に公爵家へ連れて行き、ラッシーに「2度と帰ってくるな。お前みたいな悪い子は嫌いだ」と宣言し、涙ながらに帰る。孫娘だけはラッシーの気持ちを分かっていた。それでもまたラッシーは、車で移動中、羊の群れに遭遇したのをいいことに、羊の背中の上を走り抜けて脱走する。
しかし、公爵は遠く離れたスコットランドの城へ孫娘と帰ることになった。もちろんラッシーも連れて。ジョーはショックで食事もとれません。列車で長時間かけてスコットランドへ到着し、ラッシーの新しい生活が始まりました。この城には多くの犬が飼われており、9代目ラッシーと見合いする場面もでる。
散歩中、学校の終業時間になりリードを振り解こうとする、運転手はズボンのベルトで鞭打ちするが、運転手の手から逃げ、広い庭園を逃げ回って門へやってくる。ちょうど公爵と孫娘が車で帰って来た所である。孫娘はわざと扉を開いてラッシーを逃がしてやる。
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約800キロ離れた長い旅が始まる。険しい岩山を越え、鶏泥棒に間違われ、ネス湖の湖畔を走り、大自然の中を南の方角へ(ヨークシャー)へ走っていく。途中、人形芝居の旅芸人と道連れになり、芝居にも参加する。旅芸人の相棒の犬とも仲良くなったが、山賊二人に襲われ相棒犬は死亡する。季節は冬に向かっており、旅芸人は帰宅するため、ラッシーは別れて再び一匹で旅を続ける。
途中の町で、レストランでは肉をくれる人もいた。とうとう保健所の所員に野良犬と思われ捕獲される。やさしい通行人のお陰で乱暴は受けずにすんだが、町の保管檻に入れられる所をうまく脱出し、裁判所の法定まで逃げて(証人台に座る・・爆笑)、最後はダイビングしてトラックのホローに飛び降り逃走を続ける。
とうとう懐かしいジョーが住む町へ帰ってきた。季節はクリスマス・イブで雪が降っている。ジョーの一家は教会へ行っており自宅は不在。自宅の前に戻ったラッシーは、誰もいないので、よたよたと校門の前まで来て倒れ込む。しかし近所の犬がラッシーを気付き、教会までジョーを呼びに行く。犬に導かれて校門へ行くとラッシーが雪をかぶり瀕死の状態である。
家に連れ戻し、必死に看病した甲斐あって、ラッシーは回復に向かう。元運転手はこの噂を聞き、連れ戻そうとするが、一家は自ら公爵の元へラッシーを抱えて返しに行く。公爵はラッシーを検分した結果、本物のラッシーでないと断言し、この犬は自由にせいと言い放つ。孫娘は心優しい祖父で大喜び。それにも増してジョーは喜んで、帰る。
春、元気になったラッシーとともにショー一家は高原を散歩している。そこへ公爵と孫娘が車で通りかかり声をかける。ジョーの父親にお抱え運転手(住居も)にならないかと誘う、願ってもない事であるが、気丈な母親は賃金や条件を公爵と交渉し妥結する。
ラスト・シーンの公爵の言葉は粋でいいねすね。「犬をほしいと思ったら、人まで付いてきた」
そして、ラッシーは子犬を7匹産み、最後は子犬と共に高原を駆け抜けていく。
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