SYLVESTER STALLONE'S MEMORABILIA BLOG シルベスター・スタローンのメモラビリアブログ : モハメド・アリ
昨日は88年にジョニー・カーソン・ショーへ出演したことをお知らせしましたが、本日5月21日は年度こそ違えど、同じショーにスライは2度出演しています。1982年には『ロッキー3』、1985年には『ランボー 怒りの脱出』のPR目的で出演しています。この時期にトーク番組出演が重なる理由はただひとつ。それはアメリカでは比較的大きく扱われるメモリアルデーという祭日が近いからです。毎年夏の話題作はこのメモリアルデーからスタートします。
ブログの過去を追いかけるリンク
2009年5月21日記事:メモラビリア0078
『ロックアップ』の劇中で車のエンジンを修理するフランク・レオーネ(スライ)のスチール写真です。
2010年5月21日記事:メモラビリア0446
『ロッキー4』がジャケット表紙になったサントラのコンピレーションアルバムをご紹介しています。
本日より新たな企画が登場です。
メモラビリア探索研究所女性博士ノーマさんの手によって開発されたタイムマシンに乗って、私が過去を行き来するストーリーです。毎回そこにはミッションがあり、克服したと同時にメモラビリアが手に入るご褒美が待っています。しかし、このタイムマシンが想像を絶するものだったのです。(この物語には実在する人物も登場しますが、全てフィクションです。)
短編小説:
『メモラビリアハンターjr9』
第1話:アメリカンドリームに導け!1975年3月24日
Story by: johnrambo9
Designed by:ZIMさん
ノーマ博士のメモラビリアタイムマシンが完成し、いよいよメモラビリアハンターとして私が乗り込むことになった。私のミッションは過去に旅立ち、数多くのメモラビリアの宝をハンティングすることだった。
jr9
「それでは博士、行ってきます。」
ノーマ博士
「気を付けて行ってくるんですよ。」
ノーマ博士の優しい言葉を聞いてメモラビリア号が起動した。タイムマシンは体一つ入るくらいのサイズであったが、それだけで十分であった。次第に電力が高まり、メモラビリア号が発射しそうな雰囲気だった。タイムマシンの中からノーマ博士の様子を見るとどうもおかしいことに気付いた。彼女がえらく慌てている。突然私の視界も真っ暗になり、タイムマシンが出動したことが分かった。
★★jr9がタイムマシン乗って旅立ちました。この旅は一体いつまで続くのでしょうか。では、引き続き、第1話をお楽しみください。★★
ラウンドtuitは何ですか
突然殴られた。私は、ボクシングのリング上に立っていた。何故、こうなったのか全くわからない。引き続きパンチが繰り出される。まともに顔面にパンチが当たり、私は床に倒れた。コーナーを見るとトレーナーが必死に声をかけてくる。何とか再び立つことができた瞬間ゴングが鳴った。
私はトレーナーに引き戻され、コーナーで手当てを受けることになった。
トレーナー
「おいチャック、集中して相手のパンチを見ろ。またあのパンチを食らったら今度はやられちまうぞ。」
jr9(チャック)
「チャック?チャックって一体誰だい?」
トレーナー
「おいおい、今のパンチで記憶が吹っ飛んだのか。」
女性の声
「あなたの名前はチャック、職業はボクサーよ。」
その声主はノーマ博士だった。博士もリングに立っているじゃないか。博士の姿を見て安心した私は博士にハグしようとしたが、まるで博士が幽霊のように実態がなく、博士をつかむことができず、そのまま転倒した。
トレーナー
「おい、チャック大丈夫か。」
レフリー
「チャック、試合を止めるぞ。」
トレーナー
「待ってくれ、まだチャックは大丈夫だ。俺がきっちり見るから構わないでくれ。」
私は立ち上がり、再びノーマ博士を見た。
jr9
「博士、これはいったいどうなっているんですか、タイムマシンに乗ったと思ったらいきなり殴られて何が何だかわからないです。」
ノーマ博士
「私はホログラムなのよ、ここには実在しないのよ。あなたがタイムマシンで出発する時にちょっとアクシデントがあって…」
トレーナー
「おいチャック、一体誰と話しているんだ、やっぱりパンチで頭がいかれたのか?」
ノーマ博士
「アクシデントの説明はわかり次第するから待って。とにかくもう一度言うわよ。あなたの名前はチャックで職業はボクサー、そしてあなた以外の人に私の姿は見えないの。だからあなたが私に話かけていても他の人から見ればあなたが独り言か或いは空気に話しかけているようにしか見えないのよ。」
私は博士が本当にホログラムなのか、もう一度確かめるために何度も博士の体に手を入れてみた。何度も試してみたが、私の手は彼女の体を貫通するだけであった。ボクシングの試合を見ている観客は私の行動に嘲笑していた。その時にゴングが再び鳴った。トレーナーにつき出されてリングの中央に出ていくと相手からの攻撃が待っていた。対戦相手の背後にノーマ博士が立っていて、手に持っていた携帯端末を操作している。< /p>
jr9
「博士、何のんきにこんなときに電話で遊んでいるんですか?何とかしてくださいよ。」
ノーマ博士
「だから今、アクセスしているのよ。」
ナバホ狼のカチーナは何を表しません
博士が何にアクセスしているのか全くわからなかったが、しばらくすると博士からの指示が飛んできた。
ノーマ博士
「パールによるとあなたは今1975年3月24日のオハイオ州のリッチフィールド・コロシアムで戦っているのよ。はい、そこを右によけて。」
博士の指示に従うときれいにパンチをよけられた。
ノーマ博士
「今よ、右ストレートで顔面にパンチ。」
博士の言うままにパンチを出すと相手の顔に見事にパンチが決まり、相手がダウンした。
jr9
「博士、パールって何ですか?」
ノーマ博士
「パールはあなたがタイムマシンでどこに行って、何の目的でそこにいるのか教えてくれるコンピューターよ。」
jr9
「じゃぁ、僕が何で ボクシングをしているのか、やられる前に教えてくださいよ。」
博士はパールと呼ばれる携帯端末を必死に操作している。ダウンしていた対戦相手が起き上がろうとしていたが、その時のまなざしが非常に獣のようなものに変わっていた。
ノーマ博士
「わかったわ、あなたが今対戦しているのはヘビー級チャンピオンのモハメド・アリよ。あなたはたった今第9ラウンドでアリを倒して、アリを怒らせたのよ。」
jr9
「アリッ!?、博士の言うとおりにパンチ出しただけですよ。勘弁してくださいよ。」
ノーマ博士
「あなたの使命はどんなことがあっても15ラウンドまで戦い抜くことよ、パールがそう言っている。」
再びゴングが鳴った。私はトレーナーにつかまれてコーナーに戻った。
★★何とjr9はチャックという名のボクサーに乗り移って、チャンピオンのモハメド・アリと戦っていたのです。では続きをどうぞ。★★
トレーナー
「おいチャック、やったな!アリを怒らせたぜ、さすがだよ。」
jr9(チャック)
「ちょっと傷口の様子が見たい、鏡を出してくれ」
トレーナーが用意した鏡を見てみると自分の姿が違う人物であった。
ノーマ博士
「あなた自身は他から見たらチャックなのよ、少なくとも私にはあなたの顔に見えるけどね。パールからのメッセージの続きよ。あなたの名前はチャック・ウェプナーで今日はチャンピオンのモハメド・アリと対戦しているのよ。あなたはチャンピオンに勝てるようなボクサーではないけれど、あなたはどんなことがあっても15ラウンドまで倒されちゃいけないってパールから指示が出ているわ。」
昆虫にどのように絵顔
jr9
「ボクシングの経験なんかないですよ。アリって伝説の最強のボクサーじゃないですか」
ノーマ博士
「その通りよ。でもあなたがその伝説のボクサーを追いこんだら奇跡が起こるってパールが言っているのよ。パールから戦い方の指示も出るから、頑張ってよ。でなければあなたはミッション・コンプリートしないで、チャックとして永久に生きることになるわよ。それでもいいの?」
jr9
「なんとかやってみるけど、博士も早くタイムマシンを直してくださいよ。」
ゴングが鳴った。私は博士とパールの言うとおりに動き始め、最強チャンピオンの攻撃を何度もかわした。チャンピオンは当初の楽勝モードから一転して必死に襲い掛かってきたのである。そしてラウンドはひとつひとつ積み重ねられていった。
最終15ラウンドが始まるゴングが鳴った。私の体はボロボロになっていた。あと残す1ラウンドを戦い抜くそれだけだった。博士、そしてトレーナーの支援を受けて飛び出したが、最終ラウンドに私はチャンピオンの鋭いパンチを受け続けるだけだった。最終ラウンドに入ってからパールの状態がおかしくなったとか理由を言って博士の姿が見えなくなり、私は更に最終ラウンドだけで3回ダウンしてしまい� �結局TKO負けとなってしまった。
トレーナー
「よくやったぞ、チャック。聞こえるかこの歓声は全て君への歓声だぞ。」
jr9(チャック)
「でも負けちゃったんだ、僕は自分に戻れない。」
トレーナー
「何をわけのわからないことを言っているんだ。とにかく最後まであきらめずによく戦った、控室に引き返すぞ。」
私はトレーナーと共にロッカールームへ引き返した。観衆の声援が私に向けられているのは心地よかったが、TKOで負けてしまった悔しさが残っただけでなく、今後自分がどうなるのか不安で仕方なかった。
★★jr9は15ラウンドまで戦ったが残念ながら、チャンピオンのパンチに屈して敗れてしまいました。メモラビリアハンターの旅は、ここで終わってしまうのでしょうか?いえいえ、ところ変わってロサンゼルスである奇跡が起きようとしていました。続きをどうぞ★★
◆ロサンゼルスのとあるスポーツバー
一人の青年がモハメド・アリ対チャック・ウェプナーの試合を鑑賞していた。彼は予想外の試合展開を見せたチャック・ウェプナーの戦いぶりに感動していた。
青年
「マスター、悪いけどペンを貸してくれないか。」
◆リッチフィールド・コロシアムのロッカールーム
ノーマ博士が突然私の前に再び姿を現した。
jr9
「博士、一番肝心なときにどこに行っちゃんたんですか?だから負けちゃったじゃないですか?」
ノーマ博士
「ごめん、ごめん、パールの調子が悪くなったので修理していたのよ。」
jr9
「博士、負けちゃったんで僕はもう自分の体を取り戻せないんですか?どうしてくれるんですか?」
ノーマ博士
「最初の旅でこんなことになってごめん。本当にごめん。しばらくこの時代で生きて行ってくれる?少なくともこの時代では生きられるわ。その間、何とかしてあなたを引き戻せるタイムマシンを開発するから。」
jr9
「そんな無責任な…」
◆ロサンゼルスのスポーツバー
さきほどの青年は店のオーナーからペンを借りると、バーテーブルに設置されてあった紙ナプキンを何枚も使って色々とアイディアを書き連らねて行った。そしてついに考えがまとまったようで満足げにもう一枚取り出して"ROCKY"と書いた。
★★ニューヨークのスポーツバーでボクシング観戦していた青年が試合をヒントにした物語を書き始めました。そしてどんなミラクルが生まれるのでしょうか?続きをどうぞ★★
◆リッチフィールド・コロシアム
ノーマ博士
「やったわ、パールから連絡が来たわよ。あなたミッションをコンプリートして、メモラビリアが私の研究所に届けられたみたいよ」
jr9
「ミッション・コンプリートですか!? よかった! これで僕は帰られるんですね。」
そういったとたん、突然体に違和感があった。チャック・ウェプナーとしての体から自分が抜けていくような気がした。そして彼の体から完全に抜け切ったとたん、視界が真っ暗になった。
★★jr9は15ラウンドで力尽きたものの、最強のチャンピオンを相手に最終ラウンドまで戦い抜いたその姿に多くのアメリカ国民が共感したのです。そしてロサンゼルスの青年がまさにこれからアメリカンドリームを実現しようとしていたのです。もうどんなお話かはご存知ですよね。★★
その後、時間の感覚がどれほどのものなのかわからなかったが、自分の両腕にのしかかる体重の重さ感じていると光りが見てきた。振り向いてみると私は崖壁にへばりついているではないか。下を見たら随分と高い位置で自分が両手だけで岩をつかんでぶら下がっている。
「じゃぁ準備はいいか、スタントテストやるぞ、アクション!」
次回に続く
本日のメモラビリア:
『ロッキー』のちらし
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